北京・情報漏えいに関する調査
今回は、首都北京よりお寄せいただいた内容です。
「弊社の情報が漏えいしている可能性があるので真相を調べて欲しい」
といった内容でした。製品開発事業を行うこの企業は、北京で長年ビジネスを行う日本企業ですが、ここ数ヶ月自社製品と類似したような製品が市場に多く出たり、自社企画のプロジェクトと同じような内容のプロジェクトが他社でも行われているような状況に不信を抱かれていたとのことです。
中国での情報漏えいのケース
中国で情報漏えいがある場合、企業内のある人物1名、または数名で特定の企業に情報を流し、賄賂を得ているケースがあります。
しかし、依頼者様の方で、13名在籍している社員の中から疑惑の人物は検討もつかないとの事でした。その為今回は、一定期間全員の行動調査を行うことにしました。
疑惑の3名を調査
行動調査を行うと、約3名の人物の行動が怪しまれました。
今回は、調査を彼らの3名に絞って更に深く行っていく流れにしました。すると、なんとこの3名が北京市内のあるレストランに集うというケースがありました。
そして、そこである人物と話し合いが行われました。顧客を装って入店していたワールド探偵.COMスタッフは、会話内容を超小型の特殊レコーダーで聞き取ることに成功しました。後に解析すると、そこで行われていた一連の会話の内容は、過去に顧客リストを手渡した内容、過去に社内の製品開発に関する機密情報を手渡した経緯などでした。
情報は、この3名がぐるにらり、漏えいさせられていたのです。
依頼者様に調査結果
その後、依頼者様に今回の調査から得られた内容を報告しました。
前例がないほど会社にとっては大きな罪とされ、その後弊社が紹介した弁護士のもと、中国現地で民事裁判を敢行。損害賠償をこの3名に請求する権利が認められました。
一件落着に思えるかもしれませんが、漏えいさせられてしまった情報が戻ってくることはありません
。ワールド探偵.COMが中国現地で、情報漏えいに関する調査を行って参ります。