広州 独立を計画する社員調査
中国の地方都市、広州からお寄せいただいた案件です。
依頼者はこの街でビジネスを行う日本人社長で、「現地で雇用している日本人社員が会社にとって不利益となりそうな動きをしているように感じる為、何を企んでいるのか調査して欲しい」といった内容でした。真相を探るべく、調査を行うことにしました。
疑惑の社員は独立を考えていた
今回は疑惑の社員Aを一定期間調査しました。
すると、目論見が見えてきました。どうやら独立を考えており、既にテナントへの仮契約も済ませているとのことでした。
こういう時に注意しておくべきことが、引き抜きです。独立をする際に、人手がないことが多いです。
ですから、好条件の話を今のうちから同僚や後輩に行い、実際ビジネスをスタートさせる際に一気に社員を引き抜いてしまうという事例もあるのです。
真相発覚後、対策
こういった行動は阻止しなければなりません。
既に社員何名かには「独立する際は声を掛ける」といった話がされていたようです。
しかし、いずれも本契約は交わされていませんでした。
幸いにもこの企業は、社員と雇用契約を交わす際に「引き抜き行為があった場合は、罰金を課す」といった約款を提示していました。その為、改めて社員全員と個別ミーティングを行い、引き抜き行為の防止について注意を呼び掛けました。
対策結果とその後
こうした対策が効いたのか、結果独立した社員には社員を持っていかれることなく、事なきを経ることができました。
この社員は絶対に会社側に知られないよう水面下で準備を進めていたこともわかり、弊社の対応から真相を掴むことができたということで、感謝の言葉をいただきました。
嘘のような話ですが、独立した社員が突然他の社員を一気に持っていってしまうといったトラブルも、過去には中国から報告されています。
そういった事態を避ける為にも、疑惑の社員の調査にご対応致します。
